松江塾ママブロガーあこの闘争

毎日のたたかいの記録

子供時代の読書は、いかにして。④

前回から1ヶ月も空いてしまったのですが、こちらの記事の続きです。

 

 

夫の、読書のない人生。徐々にその中身が分かってきた。

 

まず読む速さ。

 

遅い。

 

例えば、一緒に文庫本を読んで、どのくらい読む速さが違うのかを比べる機会があった。

 

だいたい彼が1/2ページ読み終えるまでに、私は4ページから5ページ読んでいた。

 

単純に言って、8倍から10倍だ。

 

別に私が速読法をやっている訳ではないのです。

 

そして彼は、読んでいるうちに眠くなるのだと言う。

 

納得である。

 

脳内のストーリー展開がそれだけゆっくりなら、そら眠くなりますわ。

 

映画を1/10速度で見たら、超つまらんわね。

 

 

 

 

同じ屋根の下で暮らすようになって、最初の頃は、

 

そーなんだねー、びっくりするけどー、笑笑

 

で終わっていた。

 

初めての子育てや、初めての同居生活や、軌道に乗せなければいけない自営業のことで、そんなことを突き詰める余裕はなかった。

 

でも時々、

 

??????

 

ということが増える。

 

 

 

例えば子供の入園入学に関しての資料、ザッと目を通して何がどうなっているのか、全体像を早く把握したい時、

 

落ち着いてゆっくり時間を取らないと読めない。今は無理、と言われる。

 

逆に言うと、ゆっくり時間を取ってでも読んでくれるので、そこはすごくいい所。

 

 

 

例えば気になるニュースや、気になる製品情報や、その他検索してインフォメーションをたくさん集めたい時、

 

検索して集めてくる速度や、獲得してくる情報量が遅く少ない。

 

でも、調べてこれないのではなくて、比較して遅く少ないだけなので、時間をかければ同じ量になるはず。

 

そう考えれば、これもまあ問題ないか。

 

 

 

イメージで言うと、左右に大きさの違うタイヤがついていて(夫と私)、常に回る速度が違うので、一緒に進みたくても進みにくく、そちらに合わせて回ってあげないといけない感じ。

 

 

 

 

 

 

あとは、面白かった本や記事などで感動を共有したい時、

 

これ読んでみて!すっごい面白くて!

 

と言っても、そんなに長いの読めない、と言って拒否。

 

私は毎日配信される記事ですごく気に入ってるものがあって、その記事がだいたい3000字程度なのですが、これは今までどれだけオススメしてもほとんど読んでくれなかった。

 

「かいつまんで話してくれるなら聞くけど、そんなに長いのは読めない」と言う。

 

この最後のポイント、3000字の文章を気軽に読めない、というところが、多分一番引っかかった所ですね。

 

彼は彼なりに楽しい世界を構築していますし、私がどう思おうが知ったこっちゃないと思うのですが、

 

それでも私には、

 

文章を読み、情報を取り入れていくことから目を背けて、世界を狭めているように見えた。

 

彼はもうきっとこのままだけど、まあそれは良いのです。

 

問題は、自分の子ども達が、ちょっとした文字情報や文学の世界や、その他のありとあらゆる世界に対して、このようにナチュラルに目を背けてしまうことだけは避けなければいけない、と思うようになりました。